2月8日(水)針供養
「針供養(はりくよう)」とは、折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針を豆腐やこんにゃくなどに刺して供養する行事です。年を司る年神様を迎えるための神事を始めるのが12月8日の「事始め」で、すべてを終えるのが2月8日の「事納め」です。年神様に関する一連の神事を終えると、人々の日常が始まります。豆腐など柔らかいものに刺すのは、これまで硬い生地などを刺してきた針に対し、最後は柔らかいところで休んでいただきたいという気持ちや、供物としての意味があるといわれています。昔はそれぞれの家庭で針供養を行っていたそうですが、豆腐やこんにゃくに針を刺し、身の回りの道具を大事にする気持ちを園生活で伝えていきます。
2023年2月08日更新